あなた自身だけの幸福に導く御守りの護符を作成致します。
「運」とは、人生に現れる幸・不幸の働きのこと。そして「気」とは、天地に通じる自然現象の流れのことを指します。
つまり運気とは、宇宙に存在する太陽や月などの惑星の動き、風や大地の状態、方角などが密接に関わり引き起こされる、人の運勢だと言えるでしょう。
運は、人の心の状態も反映します。
そのため、自分の心の状態を良い方へ持っていけば、運気をアップさせることは可能なのです。
運気アップつまり開運とは、心が開くということだと私は思います。
運の良し悪しは、その人の考え方次第です。
決して卑屈にならずに自分を愛することと、自分に起こったことを良いように捉えること。これができれば、運は飛躍的に良くなります。
運は運ばれてくるものではなく、強運になって幸せは自ら運んで来るもの、未来は良いように変えていけるのです。、
当院へ来ていただいたお客様は、長年、気功を使って施術させていただいているからでしょうか、中には、
・なんだか運が強くなった気がする、思い通りに物事が動いている
・不安感などうつの感じが治って来た
・病気が良くなった、改善した、治った
・思い通りの会社に就職が決まった
・希望の学校に受かった
・将来を共に生きる人が出来た
というように、色々な良いことを体験されている方が増えてきました。とても嬉しいことです。
また、今では当院へ直接お越しいただくことができない遠方の方もいらっしゃいますので、そのようなお客様のために遠隔での祈願や祈念、遠隔気功療法の施術なども行わせていただいております。
その時に「自分だけの御守りを作ってくれないか」という意見が多くなり、御守りになる強力な護符を思いついたのです。
平安時代の陰陽師が活躍していた平安時代より前から、魔除として御守りは作成されていました。牡蠣のような貝殻を玄関にかけて貝殻の後ろの虹色の光る部分で、疫病除けや魔除けにしていたのも御守りのその一つなのです。今でも効き目はあると思います。
この護符はその人ののためだけに作られた、オーダーメイドの御守りと言っても良いでしょう!
これまで、このような経験を積ませていただけたこともあり、私自身、当院を開設した当時と比較してみましても、陰陽師で云う呪術力は年々強くなってきていると自負しております。
その人のために一枚一枚を大切にその方の為に作成しております。願望などをご自身も念じることにより、自分でも気づいていない潜在能力や可能性が護符の力によって、超特急で夢の開花へと向かいます!
さらに、護符・特別護符に関しては、希望があれば、お名前と生年月日などをもとにお清めなども含めて
ご祈祷を行いつつ、護符の霊的な力をより強力に高めていきます。
私の作成する護符は、自然界のエネルギーの気功はもとより、宇宙の無限の力、天界のお力を願望に祈念することで、より強力な護符になることがわかりました。
無限の力、天界の霊力が入るその人の願望を祈念された護符は、高い念が込められているのです。
お客様から護符のご希望や依頼も増えてきたのです。
お客様の幾人かの方からは、何か御守りのようなものが欲しいと話されることも多くなりました。
そこで、これまでは御守りになるようなお数珠や法具、仏像なども祈念して家の御護りとしてお分けしたこともあり喜ばれておりました。また、その後も特別な護符の依頼をいただく機会が続いてきておりました。
このようなことから、御守りになるご自身だけの護符を希望する方には、希望をお聞きして自分だけの御守りを作成しお分けしようと思い、特別に護符をお作りすることに致しました。
護符は、使用する材質、紙から清め、表裏とすべてに使う絵や画像を吟味して決定させ、それを浄化し祈念して作成しますので、全てにお力があります。
ご先祖供養や土地などのお浄め、自身のお清めやお祓いなども作成時に一緒に行っておくと、そこから運気上昇、福を招く人生に変わってきます。
このような護符を持ちますと、周りの邪気も祓われ悪気が近づけなくなってきます。
また、ご自身の波長も強くなるため、ご自身の考えや意見も通るようになり、ストレスも無くなり思い通りに生きられるようになります。
私のところで作成する護符の大きさは、名刺サイズとしております。
表面に仏様、裏面に梵字、または護符の図柄や絵柄を配置いたします。お経をあげて魔を祓い、クライアントの希望、祈願や祈念の気を込めた念も強く入れ込むことが出来ます。
護符は、色紙に描いて欲しい、半紙に書いて欲しいなどの依頼もいただくのですが、いつも身に着けていることができるものがよいため、また財布に入る大きさにして欲しいなどのご希望もいただいたことから、名刺サイズの大きさであれば手帳などにも入れやすいのでこのサイズの大きさに決めました。
なお、色紙や額に飾るタイプのものは相談の上作成することもあります。
特別祈念護符の大きさも名刺サイズです。他の色紙や木の板、半紙などでの作成をご希望の場合は追加料金などをいただくことで作成をさせていただいています。
護符の寿命についてお話します。
お寺や神社では、御守り、破魔矢、祈念板のお札などは一年に一度は新しいものに変えるようにしていますね。
御守りは、願いが叶った時点や御守りされたなぁと思われたなら、護符のお力(エネルギー)がもう
少なくなっていきますので、一年経たなくてもその時の状態、状況で新しいものに変えると良いでしょう。
お力がある護符でも一生ものではありません。
ご自身も時期をみて、お清めやお祓い、ご先祖供養などをしてお力を補充された方が良いです。
こちらで依頼されたものに関して、御守りで祈願や祈念してある仏像や仏具、護符など祈念したものであれば、こちらに送って頂ければ無料にてご供養して丁重に処分致します。魂抜きなども致します。
私のところでお作り戴いた護符ですが、記念にこの護符も持っていたいと言われた方も幾人かいらっしゃいました。
ご自身を護っていたり願いが叶ってくると、護符のお力(エネルギー)が弱くなりますが、まったく無くなった訳ではないですので、放したくないお気持ちがあれば、護符はそのままお持ちいただいてもかまいません。
お作りする護符は、お申込みされた方に合せてご相談、ご希望される神様の画像に文字を組み合わせて、希望をお聞きしたうえ、ご自身だけの護符として作成致します。
神様の画像は、10の神々様の中からお選びいただけるようにさせていただきました。
神々様は、尊いお役目をそれぞれ担っていらっしゃいます。神々様についてのご説明は、以下のリンク先を御覧ください。
釈迦如来 様 不動明王 様 愛染明王 様
准胝観音 様 聖観音菩薩 様 観音菩薩 様
薬師如来 様 千手観音 様 孔雀明王 様
また、絵柄や文字にもそれぞれに意味があります。こうなりたい、どうしたいなど、ご自身の願いや求めていることなどをお考えになり、お申込みいただければと思います。
申込み代金は、消費税及び送料込みのお値段になります。
事前のご相談は無料で承っておりますので、ご遠慮なくお申し出ください。
運気を向上させる護符のお申し込み手順
お申込み手続きは、以下のとおりとなります。
各項目(1,2,3)の詳細はそれぞれ後述していますので、そちらをご一読ください。
1)表(おもて)面での神様の画像をお決めいただきます。
→ 詳細はこちら
2)神様のお名前の下に表示する、祈願したい言葉をお決めいただきます。
→ 詳細はこちら
3)裏(うら)面に入れる、護り神様のお名前をご自身の生まれ年からみられてお選びいただくか、
またはご希望されるご霊符の番号をお選びいただき、書き留めていただきます。
→ 詳細はこちら
4)お申込みページに移動します。
5)ご希望される表(おもて)面の神様の護符申込みボタンをクリック。
(※神様のお名前又はイメージ画像をクリック後に申込みボタンをクリックもできます)
6)お申込み内容の入力
・ご祈願文字(表面)
・護り神様のお名前(又は願いに合わせたご霊符番号)
※決めかねる時には、おまかせと記入してください。こちらで選ばせていただきます。
・お申込み理由
・ご自身のお名前、送り先住所、電話番号、メールアドレス情報
をそれぞれ記入します。
「次へ」ボタンをクリック
7)お申込み確認ページに移動しますので、記入内容を確認します。
「次へ」ボタンをクリック
8)お支払い方法(銀行振込、クレジットカード決済)を選択します。
9)「注文する」ボタンをクリックすると申し込み完了です。
10)申込み確認、及び決済完了(クレジットカード決済の時)のメールが送信されてきます。
11)ご入金の確認後、約2週間~1ヶ月以内に、お申込された護符をご指定の住所に郵送致します。
護符の表(おもて)面・ご祈願の言葉
護符の表(おもて)面の神々様
神様のお名前の下に入れる、祈願したい言葉
身体守護、業務盛大、闘病平癒、病気平癒、合格祈願、必勝祈願、家内安全、商売繁盛、業務盛大、
健康祈願、良縁祈願、良縁成就、和合成就、心願成就、厄除開運、諸難厄除、息災延命、無病息災、
悪霊退散、邪霊退散、災厄消除、交通安全、家内安全、安産祈願、一陽来復、一意専心、世界平和、
捲土重来(けんどちょうらい)、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、幸福祈願、平和祈願、強運成就
などのご祈願したい内容の文字を入れるようにします。そして願い事や希望をいつも心に思い浮かばせておきます。
護符の裏(うら)面
護り神様
- 護り神様(梵字)
状況や願いに合わせたご霊符
物事をうまく運ぶようにしたい、持っている目標を実現させたい、家が富栄えるようにしたいなど
お金のまわりを良くしたい、ギャンブルに強くなりたい、貯金を増やしたいなど
相手の浮気をやめさせたい、結婚願望、多くの異性から好かれたいなど
異性から好感もたれ目に留まりやすくなる
お客様を引き付けたい、立ち上げた事業を成功させたい、良い社員に恵まれたいなど
家庭内の争いをなくしたい、家の方位による災いを避けたいなど
仕事運を上げたい、学業成就、目指す学校へ入学したいなど
人付き合いをうまくしたい、子供の非行をやめさせたい、いじめを封じたいなど
性格を明るくしたい、魅力的になりたいなど
お金のまわりを良く不運を断ち切りたいなど
刀印護符
災難除け強力な護符
破産状態から復活したいなど
生霊を退治したいなど
神々様について
釈迦如来 様 不動明王 様 愛染明王 様
准胝観音 様 聖観音菩薩 様 観音菩薩 様
薬師如来 様 千手観音 様 孔雀明王 様
釈迦如来 様
真言
オン ゴータマ・シッダッタ
「釈迦族の聖者」という意味の「釈迦牟尼(しゃかむに)」が略されて釈迦と呼ばれるようになったようです。また如来とは「悟りを開いた人物」を指す言葉です。
釈迦如来(しゃかにょらい)様は、歴史的に実在した仏陀であり、仏教の開祖である釈迦(ゴータマ・シッダッタ、ガウタマ・シッダールタ、瞿曇悉達多)を尊ぶ呼び名になります。釈迦牟尼仏様、釈迦牟尼如来様、釈迦牟尼世尊様も同じです。
釈迦如来とはお釈迦様が悟りを開いた後の状態を指す呼び名であり、修行中の悟りを開く前のお釈迦様に対しては「釈迦如来」という呼び方はしないのです。
釈迦如来様像は、インド以来、広く仏教の流布した地域で造像されるようになりました。
その中心は、実在のお釈迦様の伝記としての仏伝を絵解き風に造形化したもの、あるいは、その一場面を単独で造像したものなどです。
日本では、誕生像、苦行像、降魔像、説法像、涅槃像などとして造像が行なわれました。なかでも説法像が一番一般的な造形であり、説法印などによって、釈迦如来様が法を説く姿を表現しています。
釈迦が解脱し悟りを開くための方法や修行法を後世に残したのに対して、悟りを開いた釈迦如来はさまざまな教えや言葉を残しました。それらの教えはお経として現在も使われています。
不動明王 様
金運・恋愛運・健康運など全ての願いを叶えてくださる神様です。
真言
一字金輪咒・
「ノウマク サンマンダ バザラダン カン」
火界咒(かかいしゅ)・
「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャク サラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
慈救咒 (じくじゅ)・
「ノウマク サンマンダ バザラダン センダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン」
不動明王様は、元々はインド神話の三大神の一人であるシヴァ神の別名とされ、その梵名はアチャラナータと言います。その意味は「動かない(不動)守護神」です。日本へは空海によって伝導され、密教の最高位である大日如来様の化身とも言われています。
不動明王様は、 如来様の命を受けて忿怒の相を表し,密教の修行者を守護し助けて諸種の障害を除き,魔衆を滅ぼして修行を成就させる尊像とされました。 形像は、右手に剣、左手に羂索(けんさく)を持ち、青黒色の全身に火鉛?焰を負う姿が一般的です。
どんなに悪が強い底辺の水溜まりまでも出向いてすべての人を救う神様です。
密教では三輪神といって、一つの「ほとけ」が「自性輪身」(じしょうりんじん)、「正法輪身」(しょうぼうりんじん)、「教令輪身」(きょうりょうりんじん)という3つのお姿で現れるとされています。
「自性輪身」(如来)は、宇宙の真理、悟りの境地そのものを体現したお姿を指し、「正法輪身」(菩薩)は、宇宙の真理、悟りの境地をそのまま平易に説くお姿を指します。
これらに対し「教令輪身」は、仏法に従わない者を恐ろしげなお姿で脅し教え諭し、仏法に敵対する事を力ずくで止めさせる、外道に進もうとする者はとらえて内道に戻すなど、極めて積極的な介入を行うお姿です。
不動明王様は大日如来様の教令輪身とされます。煩悩を抱える最も救い難い衆生をも力ずくで救うために、忿怒のお姿をされています。
愛染明王 様
恋愛、縁結び、家庭円満、家内安全の神様です。
真言
オン・マカラギャ・バゾロウシュニシャ・バザラサトバ・ジャク・ウン・バン・コク
ウン・タキ・ウン・ジャク (一字心明)
愛染明王様信仰は、「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどる仏として古くから行われており、また「愛染=藍染」と解釈し、染物・織物職人のご守護仏としても信仰されています。さらに愛欲を否定しないことから、古くは遊女、現在では水商売の女性の信仰対象にもなっています。
愛染明王様のお姿の特徴は、一面三目・六臂で、頭上には獅子の冠を頂き、冠の上には五鈷鉤が突き出ていて、その身は赤色で宝瓶の上にある紅蓮の蓮華座に、日輪を背にして座っています。
なお、これらの相が示すその象徴的な意味は以下のように言われています。
・ 燃え盛る日輪を「織盛日輪」と言い、日輪は仏のもつ無上の浄菩提心を表し、燃え盛る炎は智火が煩悩に基づく執着や愛欲をことごとく焼き尽くし、その「愛染三昧」の禅定が不退転となる仏の勇猛心であることを表している。
・ 頭上に獅子の冠を頂き、髪の毛を逆立てて怒髪天を突くさまを表すのは、百獣の王である獅子が吼えるとあらゆる猛獣もすぐに静かになる譬えのように、憤怒の怒りの相と獅子吼によって諸々の怨敵を降伏して、一切衆生を救済することを表している。
・ 冠の上に五鈷鉤が突き出ているのは、衆生の本有(ほんぬ)の五智を呼び覚まして、邪欲を捨てさせて正しい方向へと導くことを意味し、愛染明王の大愛が衆生の心に染み入り、仏法の真実を体得せしめることを表している。
・ 一面三目で身体が赤色であり、その身を五色の華鬘で荘厳する点は、三つの眼は法身と般若と解脱を意味し、世俗面においては仁愛と知恵と勇気の三つの徳を表す。身体が赤く輝いているのは、愛染明王の大愛と大慈悲とがその身体からあふれ出ていることを意味し、五色の華鬘でその身を荘厳するのは、五智如来の持つ大悲の徳を愛染明王もまたその身に兼ね備えていることを意味し、両耳の横から伸びる天帯は、「王三昧」に安住して如来の大法である真理の教えを聞くことを表している。
・ 六臂として手が六本あるのは、六道輪廻の衆生を救う意味をもつ。また、左右の第一手は二つで「息災」を表していて、左手の五鈷鈴は、般若の智恵の音と響きにより衆生を驚愕させて、夢の如きこの世の迷いから覚醒させることを表し、右手の五鈷杵は、衆生に本有の五智を理解し体得させて、愛染明王の覚りへと到達せしめることを表している。
・ 左右の第二手は二つで「敬愛」と「融和」とを表していて、左手の弓と右手の矢(箭)は、二つで一つの働きをするので、この世の人々が互いに協力して敬愛と和合の精神を重んじ、仏の教えを実践する菩薩としての円満な境地に至ることを意味している。また、愛染明王の弓矢は、大悲の矢によって衆生の心にある差別や憎しみの種を射落とし、菩提心に安住せしめることを意味し、そして矢は放たれるとすぐに目標に到達することから、愛染明王への降魔や除災、男女の縁結びにおける祈念の効果が早く現れることをも表している。
・ 左右の第三手は二つで人生の迷いや煩悩による苦しみの世界を打ち払う「増益」と「降伏」とを表していて、左手に拳を握るのは、その手の中に摩尼宝珠を隠し持っていて、これは衆生が求めるあらゆる宝と財産や、生命を育むことを意味していて、右手の赤い未敷蓮華(みふれんげ)は、それらの衆生の財産や生命を奪おうとする「四魔」に対して、大悲の鞭を打ち振るい、魔を調伏することを表している。
・ 愛染明王が座っている紅蓮の蓮華座は、「愛染三昧」の瞑想から生じる大愛の境地を実現させた密教的な極楽浄土を意味していて、その下にある宝瓶は、仏法の無限の宝である三宝を醸し、経と律と論の三蔵を蔵することを表している。また、その周囲に宝珠や花弁が乱舞するのは、愛染明王が三宝の無尽蔵の福徳を有することを意味している。
准胝観音 様
真言
「オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ」
准胝観音様は、菩薩様の一尊です。準胝観音様、準提観音様、または准胝仏母様とも呼ばれています。
「准胝(じゅんてい)」とは、「限りない清浄」を意味し、限りなく仏を誕生させる真理そのものを表しています。
たくさんの仏を生み出せる存在ですから、安産のご利益があり、子供が授かるなどの功徳があります。また、修道者守護、無病息災、延命のご利益もあります。
もとはヒンドゥー教の女神であるドゥルガーで、シヴァ神の妃とされています。とても美しいお姿ですが、神々の武器を持って魔族を倒した戦いの女神様です。仏教に取り入れられてからは慈悲深い清浄をもたらす神様とされ、七倶胝仏母(しちぐていぶつぼ)様ともいわれています。これは遙か過去より多くの仏を誕生させた仏の母という意味です。
そのため、真言宗系では人道を救済する六観音(聖観音・千手観音・十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音)様に数えられますが、天台宗系では准胝仏母様といわれ如来様に分類されています。不空羂索観音様と合わせて七観音様と呼ばれることもあります。
准胝観音様の特徴としては、千手観音様に似ています。手がたくさんあるので、一見、千手観音様のようなお姿です。でも、よく拝見すると、千手観音様との違いがわかります。
以降、千手観音様との違いを示していきます。
説法印を結んでいます。
千手観音様は、胸の前で合掌しているのですが、准胝観音様は説法印(両手とも指で輪をつくり、胸前に上げる)を結んでいます。
腕は18本のことが多いです。
千手観音様の手は、仏像で表現される場合は40~42本(場合によっては千本近く、それ以上のこともあります)のことが多いですが、准胝観音様の腕は18本で表現されることが多いそうです(一面三目十八臂:お顔一つ、眼が三つ、腕が18 本)。
千手観音様か准胝観音様かの判別に迷った場合は、「印相(合掌か、説法印か)と腕の本数(多いか少ないか)をみます。
聖観音菩薩 様
真言
オン・アロリキヤ・ソワカ
聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)様は、別名を観音菩薩(かんのんぼさつ)様とも呼ばれ、人々を常に観ていて救いの声(音)があれば瞬く間に救済する、ということからこの名が付けられました。
聖観音菩薩様は、六観音様の一つに数えられ、地獄道に迷う人々を救うとされています。
苦しんでいる者を救う時に、千手観音様や十一面観音様、如意輪観音様などの六観音様や三十三観音様など、様々な姿に身を変えて救いの手を差し伸べます。
多面多臂の変化(へんげ)と、こうした超人間的な姿ではない、1面2臂の観音像があり、後者を指して「聖観音」様、または「正観音(主に三寶院流)」と称する変化観音様と区別するために、聖観音様と呼ばれるようになりました。
単独で祀られることも多いですが、阿弥陀如来様の左脇侍として勢至菩薩様と共に三尊で並ぶこともあります。ちなみに般若心経は観音菩薩様の功徳を説いたものです。
ご利益は苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生などとても幅広いご利益があります。
聖観音様の像容は、水瓶(すいびょう)やつぼみの蓮華を持つことが多いです。
菩薩様は出家前の釈迦をモデルとしているため、宝冠や首飾りなどを身に付けきらびやかな格好をしています。
密教では、聖観音様、十一面観音様、千手観音様、如意輪観音様、馬頭観音様、准胝観音様(または准胝観音に代えて不空羂索観音)を「六観音」様と称しています。
観音菩薩 様
「観音さま」こと観音菩薩様は『観音経』や『般若心経』などに登場する菩薩様の一尊(いっそん)です。 如来様になるためにご修行中の身で、世の中のありとあらゆる人を救うために様々なお姿に変身します。
本来は男性であったと考えられていますが、美しい女性の姿の像が多く作られ、特に日本や中国などで広く信仰を集めています。
普門品偈文(観音経)では、
「衆生、困厄を被りて、無量の苦、身に逼(せま)らんに、観音の妙智の力は、能く世間の苦を救う。(観音は)神通力を具足し、広く智の方便を修して、十方の諸(もろもろ)の国土に。刹として身を現ぜざることなし。種々の諸の悪趣。地獄・鬼・畜生。生・老・病・死の苦は、以て漸く悉く滅せしむ。」
とあるように、観音の慈悲が広く、優れた現世利益を持つことを述べています。
観音菩薩様は、世を救済するために、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて、種々の形体を現じますが、これを観音の普門示現(ふもんじげん)といいます。
法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観世音菩薩様はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」など、 三十三のお姿に変身すると説かれています。
『観音経』の観音三十三応現身の種類及び、対応する仏尊、三十三観音様を以下に図示します。
『観音経』の観音三十三身の種類 | 対応する仏尊 | 三十三観音 | 『摂無礙経』の観音三十三身の種類 | |
---|---|---|---|---|
1 | 仏身 | 阿弥陀如来(観自在王如来) | 青頸(しょうきょう)観音 | 仏身(ぶっしん) |
2 | 辟支仏(びゃくしぶつ)身 | 水月観音 | 辟支仏身(びゃくしぶつしん) | |
3 | 声聞(しょうもん)身 | 持経(じきょう)観音 | 声聞身(しょうもんしん) | |
4 | 梵王身 | 梵天 | 徳王観音 | 大梵王身(だいぼんおうしん) |
5 | 帝釈(たいしゃく)身 | 帝釈天 | 葉衣(ようえ)観音 | 帝釈身(たいしゃくしん) |
6 | 自在天身 | 他化自在天 | 瑠璃観音 | 自在天身(じざいてんしん) |
7 | 大自在天身 | 大自在天 | 普悲(ふひ)観音 | 大自在天身(だいじざいてんしん) |
8 | 天大将軍身 | 不明 | 威徳(いとく)観音 | 天大将軍身(てんだいしょうぐんしん) |
9 | 毘沙門身 | 毘沙門天 | 阿摩提(あまだい)観音 | 毘沙門身(びしゃもんしん) |
10 | 小王身 | 蓮臥(れんが)観音 | 小王身(しょうおうしん) | |
11 | 長者身 | 衆宝(しゅうほう)観音 | 長者身(ちょうじゃしん) | |
12 | 居士(こじ)身 | 六時観音 | 居士身(こじしん) | |
13 | 宰官身 | 一葉観音 | 宰官身(さいかんしん) | |
14 | 婆羅門身 | 合掌観音 | 婆羅門身(ばらもんしん) | |
15 | 比丘(びく)身 | 比丘身(びくしん) | ||
16 | 比丘尼身 | 15、16をまとめて白衣(びゃくい)観音 | 比丘尼身(びくにしん) | |
17 | 優婆塞(うばそく)身 | 優婆塞身(うばそくしん) | ||
18 | 優婆夷(うばい)身 | 優婆夷身(うばいしん) | ||
19 | 長者婦女身 | 馬郎婦(ばろうふ)観音 | 人身(じんしん) | |
20 | 居士婦女身 | 非人身(ひじんしん) | ||
21 | 宰官婦女身 | 婦女身(ふじょしん) | ||
22 | 婆羅門婦女身 | 童目天女身(どうもくてんにょしん) | ||
23 | 童男身 | 童男身(どうなんしん) | ||
24 | 童女身 | 23、24をまとめて持蓮(じれん)観音 | 童女身(どうにょしん) | |
25 | 天身 | いわゆる天龍八部衆 | 天身(てんしん) | |
26 | 竜身 | 龍身(りゅうしん) | ||
27 | 夜叉(やしゃ)身 | 25から27までをまとめて龍頭(りゅうず)観音に配当 | 夜叉身(やしゃしん) | |
28 | 乾闥婆(けんだつば)身 | 乾闥婆身(けんだつばしん) | ||
29 | 阿修羅身 | 阿修羅身(あしゅらしん) | ||
30 | 迦楼羅(かるら)身 | 迦樓羅身(かるらしん) | ||
31 | 緊那羅(きんなら)身 | 緊那羅身(きんならしん) | ||
32 | 摩睺羅伽(まごらが)身 | 摩睺羅伽身(まごらがしん) | ||
33 | 執金剛身 | 執金剛神 | 不二(ふに)観音 | 執金剛身(しゅうこんごうしん) |
薬師如来 様
〈梵〉Bhaiṣajyaguru、(バイシャジヤグル)
流行り病(伝染病)などあらゆる病気を治してくれる力を持つ。ストレス解消、病気平癒、
心の平安、病魔を退散させ健康にしてくれるありがたい如来様。医薬の仏様。
真言
小咒:オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ
中咒(台密):オン ビセイゼイ ビセイゼイ ビセイジャサンボリギャテイ ソワカ
大咒(東密):ノウマク バギャバテイ バイセイジャ クロ ベイルリヤ ハラバ アラジャヤ タタギャタヤ アラカテイ サンミャクサンボダヤ タニヤタ オン バイセイゼイ バイセイゼイ バイセイジャサンボリギャテイ ソワカ
薬師如来(やくしにょらい)様は、東方 浄瑠璃(じょうるり)世界の教主です。12の大願を立てて、人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏様になります。
別名、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)様は、大乗仏教における如来の一尊です。古来より医薬の仏として信仰されてきており、大医王、医王善逝(いおうぜんぜい)とも称されます。
像容は、立像・坐像ともにあり、印相は右手を施無畏(せむい)印、左手を与願印とし、左手に薬壺(やっこ)を持つ形が通例になっています。
ただし、日本での造像例を見ますと、奈良・薬師寺金堂像、奈良・唐招提寺金堂像のように、古代の像では薬壷を持たないものも多いようです。これは、不空訳「薬師如来念誦儀軌」の伝来以降に薬壷を持つ像が造られるようになったと考えられています。
単独像として祀られる場合と、日光菩薩様・月光菩薩様を脇侍とした薬師三尊像として安置される場合があります。また、眷属として十二神将像をともに安置することが多いようです。薬師如来様の光背には、七体または六体、もしくは七体の同じ大きさの像容があります。
これは七仏薬師と言って薬師如来様とその化身仏とされています。
十二の誓願は以下の通り。
- 自身の光明照耀(こうみょうしょうよう)に依って、一切衆生をして三十二相八十随形(ずいぎょう)を具せしむるの願。
- 衆生の意に随うて光明を以て種々の事業を成弁せしむること。
- 衆生をして欠乏を感ぜしめず、無尽の受用を得せしむること。
- 邪道を行ずる者を誘引して皆な菩提道に入らしめ、大乗の悟りを開かしむること。
- 衆生をして梵行を修して清浄なることを得、決して悪趣に堕せしめざること。
- 六根具足して醜陋(しゅうろう)ならず、身相端正(しんそうたんせい)にして諸の病苦なからしむること。
- 前述の如く諸病悉除。
- 女(にょ)を転じて男(なん)と成し、丈夫の相を具して成仏せしむること。
- 外道の邪見に捕らえられて居る者を正見に復(ふく)せしめ、無上菩提を得せしむること。
- もろもろの災難(さいなん)刑罰(けいばつ)を免れしめ、一切の憂苦を解脱せしむること。
- 飢渇(きかつ)に悩まされ、食を求むる者には、飯食(ばんじき)を飽満せしめ、又、法味(ほうみ)を授けて安楽を得せしむること。
- 所求満足の誓いで、衆生の欲するに任せて衣服珍宝等一切の宝荘厳(ほうしょうごん)を得せしめんとすること。
千手観音 様
真言
オン サハスラプジャ
千手観音(せんじゅかんのん、梵: सहस्रभुज、[sahasrabhuja]、サハスラブジャ)様は、仏教における信仰対象である菩薩様の一尊です。「サハスラブジャ」とは「千の手」あるいは「千の手を持つもの」の意味になります。全ての苦難を救い、願いを叶えるありがたい菩薩様です。
千手を持ち、おのおのの手掌に目のある観音様。 千手は慈悲の広大を示し,千眼化導の智が円満自在であることを表わしています。餓鬼道に落ちている者を救う大悲観音様で、普通は 42臂、27面の形像もあります。
「サハスラブジャ」の名はヒンドゥー教のヴィシュヌ神やシヴァ神、女神ドゥルガーといった神々の異名でもあり、インドでヒンドゥー教の影響を受けて成立した観音菩薩様の変化身(へんげしん)と考えられています。六観音様の一尊でもあります。
三昧耶形は、開蓮華(満開のハスの花。聖観音様の初割蓮華と対を成します)、蓮華上宝珠。
種字はキリーク(ह्रीः hrīḥ)。眷属として二十八部衆を従えます。
孔雀明王 様
全ての災厄を滅し浄める力をお持ちの神様です。
御利益:死霊・悪霊・邪霊などの霊魂を除霊し浄化します。病魔を避け災厄を除く。
厄除、病治、浄化、長寿延命など。人々の苦難やあらゆる災厄を取り除き浄める力を持つ。
真言
「おん まゆらきらんてい そわか」
孔雀は害虫やコブラなどの毒蛇を食べることから、孔雀明王様は「人々の災厄や苦痛を取り除く功徳」が
あるとされ信仰の対象となってきております。
孔雀明王様は、死霊や悪霊などの霊魂を除霊し浄化する、あらゆる災厄を浄める力を持つとされています。
後年になってきてから、孔雀明王様は、毒を持つ生物を食べる=人間の煩悩の象徴である三毒(貪り・嗔り・痴行)を喰らって仏道に成就せしめる功徳がある仏という解釈が一般的になり、魔を喰らうことから大護摩に際して除魔法に孔雀明王様の真言を唱える宗派も多いです。
また雨を予知する能力があるとされており、祈雨法(雨乞い)にも用いられました。 孔雀明王様は、明王様のお一人ですが憤怒の相はしておらず、菩薩様の慈悲相をしております。
『仏母大孔雀明王経』によると、この明王の大陀羅尼を誦(じゅ)すると、蛇毒をはじめ、いっさいの諸毒による怖畏(ふい)、災難を滅し、安楽を得ると説いております。
密教では、孔雀明王様を本尊として修する秘法を孔雀経法(きょうぼう)として、四箇大法(しかだいほう)の一つにあげております。