おなかのツボを押すときは、人さし指と中指をそろえてツボに当て、もう片方の手のひらを広げて皮膚をぴたっと包み込むように重ねます。
初めは手の重みだけで軽く押し、息を吸いながらおなかを膨らませる腹式呼吸を行います。息を吸いきっておなかの膨らみがピークになったところでキープし、重ねた手で2~3秒軽く抵抗を加えながら押します。
中脘→天枢(左右それぞれ順番に)→大巨(それぞれ順番に)
の順で、それぞれ2セットずつ押してみましょう。
腹式呼吸は全部で10回が目安です。
おなかが膨らみきったタイミングでツボを押すと腹圧が高まり、内臓に付いている深部のリンパの働きが良くなります。老廃物や脂肪の代謝がアップし、下半身のリンパの吸収を早め、足腰のだるさやむくみも改善します。
「おなかの流れが良くなると顔もトーンアップ。全身の気のめぐりも良く、体がすっきり軽くなります」(鍼灸マッサージ治療室ファファラ代表、横山由美子さん)
入浴後、寝る前などにリラックスしながら行うのがおすすめです!
内臓が冷えていると、動きが鈍くなり、お通じも悪くなりがちです。「ツボ押しとともに、温めたタオルや温熱シートなどを利用しておなかを温めるのも大切です」
(鍼灸マッサージ治療室ファファラ代表、横山由美子さん)
おなかまわりの筋肉(腸腰筋)は縮みやすい特徴があり、運動不足や股関節を屈曲した座ったままの姿勢が多い生活習慣で次第に硬くなってきます。
日ごろから、この筋肉をしっかり伸び縮みさせる歩き方を心がけ、腸腰筋を伸ばすストレッチなどを行うと、お通じにもよい影響が期待できます。
グリコBIFIXヨーグルトマガジン参照