気功の歴史は深く、紀元前までさかのぼるといわれています。
気功の「気」とは生命エネルギー=宇宙エネルギーのことで、人が呼吸をして空気を吸うように、無意識下で空気中から生命エネルギーを取り入れて体を循環させて生きるエネルギーを指します。

「気」は目に見えないものですが、現実の世界に充満していると考えられ、そのエネルギーをなんとかコントロールし、活用しようとする心の科学と考えるものが気功です。

この「気」エネルギーは世界中に存在し、空気中だけでなく人間や動植物の中にもあると考えられていて、目に見えない「気」は私たちの意識やイメージによってコントロールできると考えられます。

やる「気」とは目に見えませんが、「よし、やろう!」という強い意識に満ちている人の「気」が周りの人に伝わると、その人の「やる気」を感じます。逆に「気」が足りないと病気になったり、「元気がない、病気かも?」などと周囲の人にも伝わります。

このように「気」の生命エネルギーとは、自分自身の健康を保ち運命を切り開く力の源なのです。

自分のために使う気功は「養生功」

中国で生まれた健康運動法である気功は、中国全土で2700を超える流派が存在しています。その中で唯一「導引養生功」という気功を中国政府は公認しています。

養生功は健康で強靭な肉体を作るのを目的にした気功術です。養生功の基本は呼吸であり、無意識の呼吸を意識的に行います。まずは正しい姿勢と動作である「調身」により姿勢のゆがみを整え、体のバランスを回復させます。

そして正しい呼吸法「調息」をゆっくり長く行います。この調息は、無意識の呼吸を意識的にゆっくり長く行うことで自律神経系統の調節を促し、内臓機能を高めます。

このままリラックスした状態で心を集中する「調心」で、体のそれぞれの機能の調節を促して、病気に対する免疫力や治癒力を高めていきます。

リラックスして意識を集中させることが大切

気功を行う際、気を感じるコツですが、リラックスして意識を集中させることが大切です。「気が散る」とは、気が散っている状態で、そのようなときに気功術に取り組んでも上手くいきません。気が散らないよう、きちんと意識を集中して行いましょう。

良い気を取り込む!簡単気功のやり方

「気」は、意識やイメージによりコントロールされます。スピリチャル的な要素の強いエネルギーともいえますので、あなたの心の持ち方によって左右されます。

気功で「気」エネルギーを取り扱う場合は、意識(イメージ)がとても重要です。

「気」のエネルギー波動を高めるには「愛」を意識(イメージ)してみましょう。例えば、喜び・思いやり・親切・感謝・感動・笑いなどです。日常でもこれらを意識して生活できるとさらにエネルギーが高まりますので、ぜひ心がけてみましょう。

両手を近づけ気を感じてみる

実際に「気」を操り、「気」をコントロールしてみましょう。座った状態でリラックスして大きくゆっくりと呼吸をしながら行います。このときは意識を呼吸に集中して、他のことを考えないようにしましょう。

◆両手を近づけ(くっつけては駄目)、両手の指先に意識を集中します。

このとき、体中に満ちている「気」エネルギーが胴体から肩へ、肩から肘へ、肘から手へ、手から指先へと流れていき、指先と指先との間の空気中をわたり、逆の指へとエネルギーが流れ込んでいくイメージを持ちます。

指先や手のひらがビリビリしたり、圧迫感がありましたか?これらを体感したなら成功です。「気」を感じる感覚は、敏感な人はすぐに体感できるでしょう。そうでない人でも数日行っていれば何となく感じるようになってきます。

遊び感覚でいいので、うまくできるようになるまで何日間か続けてみましょう。重要なのは、意識を集中させてイメージすることです。瞑想がうまくなれば「気」の操り方も上達します。

植物から気を受け取ろう

手を使った気功法で「気」の体感が出てきたら、次は植物から「気」を受け取るトレーニングを行ってみましょう。ポイントは行う時季で、植物の葉が枯れている季節よりも葉が生い茂る季節のほうが「気」エネルギーが多いので、受け取ったときの体感も大きくなります。

やり方はシンプルです。両手でやるときと同様にリラックスし、ゆったりとした呼吸を意識して行いましょう。

◆植物に両手をかざし、植物から気(エネルギー)が自分の両手へと流れ込んでくるよう意識(イメージ)をします。

指先や手のひらがビリビリしたり圧迫感がありましたか?体感できるようになると、植物の種類によって手に感じられるエネルギーの質が変わります。ぜひ試してみて下さい。

大自然から気を受け取ってみよう

大自然から「気」エネルギーを受け取る練習をしてみましょう。リラックスしてゆったりとした呼吸を意識して行います。早朝に自然が多く残る公園や、パワースポットと呼ばれる場所で行うと体感が出やすいといわれています。

◆『この空気中や大地には、「気」に満ちている。その「気」が自分の両足・両手・頭の先端などから、自分の中に流れ込んできている』と意識(イメージ)して、ゆったりと呼吸を行います。

自分の体内に清清しいエネルギーが満ちてきて、やる気や元気が出てきましたか?立って行うのもいいですが、座って瞑想スタイルで行うのもおすすめです。

気功の意識集中のやり方

「気」の扱いが上手くなってきたら、丹田(おへその下辺りにある体内の部位)に意識を集中させて丹田で「気」を発生させてみましょう。その「気」を胴体から肩へ、肩から肘へ、肘から手へ、手から指先へと持っていけるようになります。

それができるようになると「気」をより強く感じられますので、気功術で「気」を操ることそのものに感動を味わえるでしょう。

気功は呼吸法が大切!呼吸法のやり方

気功を行うときの呼吸法ですが、口ではなく必ず鼻で呼吸をします。口は食べ物を摂取するための器官なので、吸った空気を浄化する役割はありません。空気中の雑菌やウィルスなどをそのまま吸い込んでしまい免疫力が低下してしまいます。

最初はうまくいかなくても、鼻呼吸を意識しリラックスをして行うのが大切です。

目を閉じ右前方斜め上を1点注視して呼吸を

イスに腰かけたり、あぐらを組んでもよいでしょう。自分がリラックスできる状態にして目を閉じます。このとき目を閉じながら、目線は右ななめ上を1点見つめているようにします。

体の中の悪いものが出ていくようなイメージをしながら、8秒かけて息をゆっくりと吐きだします。(吐くときは鼻からでも口からでもいいです)次に鼻からゆっくりと8秒かけて息を吸います。最後に呼吸を8秒間止めましょう。

気が丹田に溜め込まれるイメージを

意識(イメージ)としては、吸いこんだ空気がへその下5cmあたり(下丹田)に溜まっていく感じで行います。

8秒間息を止めるときは、宇宙と一体になっているというイメージや、プラネタリウムの中に自分がいるようなイメージで行います。これを3回から10回以上繰り返しましょう。

この呼吸法に慣れてくると心身共に心地よく感じるようになるので、もっとやっていたいと感じるようになります。これが気の流れがよくなっている証拠です。

この呼吸法を覚えると、さまざまな良い効果が生まれます。右脳が強化されて集中力を高められるようになり、良いアイディアが浮かぶなど頭の回転が良くなります。また安眠できるようになり、精神的なイライラも解消されます。

気功砲ってなに?そのやり方解説

気功は「気」を操るものです。言い換えれば気功術とは「気」のボールの操作方法なのです。

「気」を感じることを「気感」というのですが、「気」は見たり触れたりができないので、それを知るのに別の方法で「気」を捉えなければいけません。その方法が「気」のボールを作るという練習です。まずはこの基本から練習していきましょう。

手の感度をアップさせイメージや感覚で、気エネルギーを集める

気のボールの作り方(※直接エネルギー調整や伝授を受けたもの限定)
ステップ1・・・手の感度をアップする
両手を合わせて擦り合わせる。熱くなったら止め、そのまま話さず停止。それを何回か繰り返す。その後、そっと手のひらを数センチ離すと、なんとなく熱感を感じられるかもしれない。手の意識を高めていく。

ステップ2・・・言葉で命令を出す
エネルギーを出す際には、合掌し「手からエネルギーが出る」と3回繰り返し言い、言葉で命令をする。その後、そっと手のひらを数センチ離すと、ステップ1の時より強く感じるかもしれない。

ステップ3・・・イメージや感覚で、気エネルギーを集める
言葉で命令を出した後、周りの空気を集めて、空気のおにぎりを作るかのように、指や手を動かしながら、空間上をこねる。

同時に視覚イメージも作り、なんとなくその空間に風船やボール、シャボン玉のような球形があるかのように想像する。

あるいは、目を閉じて、自分の内部イメージ空間にイメージのボールのようなものが浮かんでいると想像しながら、実際に手指をこねて動かしてもよい。

参照元:http://kikou.info/page/cat2/210.php

集めた空気を圧縮しできたボールに触れて楽しむ

ステップ4・・・集めた空気を圧縮する
集めた空気を圧縮し、グレープフルーツ大のエネルギーボールになった姿をイメージし、言葉で「ボールになれ」と命令する。ボールの色はこの段階では何色でもよい。透明でもよい。

ステップ5・・・できたボールを触れて楽しむ
できたボールを触れながら、色々な訓練をし、気の感覚を訓練したり、実際気のボールを使ってみる。

●気エネルギーが、ボール内部にどんどん収容されるイメージをしてみる
●気エネルギーの外側が薄い膜状に変化し、内部に空白ができるイメージをしてみる
●エネルギーボールを持って動かしてみたり、自分の身体に接触してみる
●エネルギーボールに移動を命じて空間上を動かしてみる
●エネルギーボールの大きさを拡大したり、縮小してみる
●エネルギーボールから両手を離して空中に浮かべてみる
●エネルギーボールを対象物に接触させ、ボールのエネルギーが対象物の中に入ったイメージをしてみる

参照元:http://kikou.info/page/cat2/210.php

このエネルギーボールは、あなた自身の内気を巻き込むようにして作られていますが、一般的な中国式気功法の概念の「気」とは少々異なり、あなたの内気だけではなく大自然や宇宙エネルギーも含まれているので「気」の波長が異なります。

この異なる波長は「多次元構造の気」といって、性質や働きも違うので効果も異なるものです。

Madonnaブログより引用、参照