タイ古式マッサージは、通常のマッサージとは異なる特徴を持っています。
タイ古式マッサージは単なるリラクゼーションではなく、東洋医学の神髄なんです。
以下に詳しく説明します。

  1. 東洋医学の神髄:
    タイ古式マッサージは、東洋医学の基本原則に基づいています。指圧やストレッチを組み合わせて全身を施術し、血流を促進し自然治癒能力を高めます。
    通常のマッサージとは異なり、単なるリラクゼーションだけでなく、タイ式医学療法の一環でもあります。
    ヨガのポーズを取り入れた動きも多く、指圧とストレッチを織り交ぜてゆったりとしたリズムで行うため、痛みもなくリラックス効果があると言われています。
  2. タイ古式ボディケアの特徴
    タイ古式マッサージ・ボディケアは、タイ本国では2時間以上かけて行うのが一般的なのです。
    じっくりと時間をかけてマッサージすることで、血流を改善し、自然治癒能力を高めることが目的です。
    タイの伝統医学によると、局部的なコリや不調は全身の血流が滞っていることが原因だと考えられています。そのため、指圧やストレッチの技術を利用し、頭の先から足の先までの全身を緩やかなリズムで施術を行います。
    その中でも特に、血流が滞りやすいと言われる足の施術を非常に重視するのが特徴です。
    ゆったりとしたリズムで筋肉に働きかけるため、強い痛みを感じることはほとんどなく、2時間という長い施術の中では、あまりの気持ちよさに眠ってしまう人がほとんどです。
    血液の巡りが悪い場合、稀に痛みを感じることもありますが、老廃物の詰まりをしっかり流すことで、むくみやだるさが取れ、施術後は身体がすっきり軽く感じるでしょう。

    タイ古式マッサージ・ボディケアの効果が高い理由もう一つがストレッチ要素も取り入れているためだと言われています。
    マッサージは、ストレッチと組み合わせることにより効果が倍増すると考えられています。
    ストレッチは、筋肉を”面”として捉え、筋肉に広範囲に働きかけるアプローチです。
    一方、マッサージは筋肉を”点”として捉え、指圧などで局部的にアプローチします。
例えばデスクワークのように同じ姿勢を続けることで、肩や首や腰が広範囲に固まってしまったら、ストレッチで上半身全体の柔軟性を高めます。
    背中や腰などに凝りがある時は、そこをピンポイントでマッサージする人が多いですよね。
つまりそれは、マッサージにより局所的な血流を促して皮膚や筋肉の温度を上げ、その後にストレッチを行うと、さらに効率的に筋肉が広範囲に伸び、全身がほぐれるのです。
    タイ古式マッサージ・ボディケアでは、ストレッチとマッサージの両方のメリットを取り入れた施術法だと言えるでしょう。

    一般的なマッサージでは、身体の凝っている場所を局所的にほぐすことがほとんどです。
    ほぐれた筋肉は、元に戻ろうとするため、マッサージ後や翌日以降に痛みやだるさなどの「揉み返し」を感じるケースもあります。
    しかし、タイ古式マッサージは、凝っている部分だけを急にほぐすのではなく、全身の筋肉をストレッチしながら、悩みの箇所にアプローチしていきます。
    また、タイ古式マッサージによってほぐれた筋肉は、約3週間ほどかけてゆっくり元の状態に戻っていくと言われています。
    そのため、揉み返しが起こりにくく、マッサージの効果が長く続くというメリットが人気の理由です。
  3. 世界遺産に登録:
    • タイ古式マッサージは、世界的にも有名で、2019年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。
    • 2,500年前にインドから伝わったタイマッサージの起源は、仏教の開祖であるブッダの主治医「シヴァカ師」にさかのぼります。
      ただタイ王国としての歴史は800年なので、厳密に言えばタイマッサージの歴史も700年前からとするのが妥当のようです。
  4. 効果:

    タイ国の衛生省が公式に掲げる効能
    具体的には、胃弱、食欲不振、体力増強、老化防止、高血圧、低血圧、冷え性、便秘、喘息、アレルギー、頭痛、糖尿病、生理不順、不妊症、食欲不振、貧血、血行障害、筋肉痛、腰痛、肩こり、リューマチ、膝の痛み、足のつり、疲れによる全身のだるさ、足のむくみ取り、肥満防止、肌の新陳代謝促進、不眠症、ヒステリー、イライラの開放、興奮を鎮める、その効果は60種類以上にものぼるそうです。
    身体の凝りや疲れを癒すだけでなく、精神的なストレスも緩和できます。


    セン理論は、社会的な視点からの評価を重視し、持続可能な発展と個々の幸福を追求するための重要なアプローチとなっていますインドからの仏教伝来に伴ってタイにきた仏教僧集団の中のひとりがシヴァカ師だったのです。
    医師だった彼は、病気やケガで苦しむ民衆に治療の一環としてマッサージを教えていたそう。通常のマッサージとは異なり、単なるリラクゼーションだけでなく、タイ式医学療法の一環でもあります。
    タイ古式マッサージは、東洋医学の基本原則に基づいています。指圧やストレッチを組み合わせて全身を施術し、血流を促進し自然治癒能力を高めます。

    タイ古式マッサージには流派がありますが、そのどのスタイルでも根本としているのが「セン」と呼ばれるエネルギーラインの考え方です。
    タイ古式マッサージの基礎をなすタイ伝統の医学理論では、身体はエネルギーラインが相互に張りめぐらされた”クモの巣”のようなものと考えられています。
    これが人体のあらゆる生命機能を支え、維持する力だとされています。
このエネルギーが滞りなく流れているときは、私たちの精神・身体はともに素晴らしい健康状態を保つことができます。
    しかし、このエネルギーラインの流れが妨げられることで、身体の不調を産み、バランスを崩していくと考えられています。タイ古式マッサージでは、この「セン」が72,000本も体内に巡っていると考えられています。
    その中でも特に重要とされる10本のセンがあり、それを指で押したり、ストレッチを行うことにより、流れを活性化させ、全身にエネルギーが滞りなく流れるようにします。
    この10本の重要だとされるセンのうち、6本が足の部分に集中しているため、タイ古式マッサージの施術では足の部分に半分以上の時間をかけるのです。


    セン理論:
    主要10のセンの場所と役割
    ・イタライン
    場所:左の鼻孔から頭頂部や背中、左足裏を通って左側のお腹まで戻ってくるライン。
    効果:鼻や腹部の不快感、左の肩こりの改善など
    ・ピンガラ
    場所:右の鼻孔から頭頂部や背中、右足裏を通って左側のお腹まで戻ってくるライン。
    効果:鼻や腹部の不快感、右の肩こりの改善など
    ・スマナ
    場所:舌から食道を通り、胃まで続くライン。
    効果:気管支系の不調改善
    ・カタラリ
    場所:腹部から上へ伸びて腕の内側を流れるラインと、腹部から下部に伸びて足の裏まで続くライン。効果:精神障害や自律神経系の不調改善
    サハサランシイ
    場所:左目から左の腹部、足裏まで伸びるライン。
    効果:熱や白内障の予防や症状緩和
    ・タラリィ
    場所:右目から右の腹部、足裏まで伸びるライン。
    効果:熱や白内障の予防や症状緩和
    ・チャンタプサン(ラウサン)
    場所:左耳から喉と胸を通ってお腹まで伸びるライン。
    効果:耳や喉の不調、歯の痛みを和らげる
    ルチャン(ウランガ)
    場所:右耳から喉と胸を通ってお腹まで伸びるライン。
    効果:耳や喉の不調、歯の痛みを和らげる
    スクマン
    場所:結腸から肛門へ流れるライン。
    効果:生理不順や腹痛の改善
    ・シキニー
    場所:おへそから尿道を通るライン。
    効果:生理不順や腹痛の改善

まとめていきますと、指圧を主に凝っているところを解していく普通のボディケアに対して、タイ古式ボディケアではストレッチ、指圧、整体等を組み合わせながら身体全体をほぐしお体の痛みや凝りに関してのお悩みにアプローチしていきます。

タイ古式ボディケアはピンポイントなコリや部分的なご要望を基に全身トータルで筋肉、血の巡りや気の巡りが良くなるよう全体的な流れを整える事を目的として指圧やストレッチなどの施術をトータルでおこないます。
そうすると、全身の循環が良くなって施術が終わったころには身体の風通しが良くなったようにスッキリします。
自然治癒力が高まるので、施術直後より翌朝起きたら更に楽になっていたと言うような感想をよく頂きます。
また、普通のボディケアに比べタイ古式ボディケアだと揉み返しが起こりづらいので、施術後の揉み返しが気になる方は気血が身体を巡るタイ古式が絶対オススメなのです♪

総じて、タイ古式マッサージは伝統的で効果的な施術法であり、リラックスだけでなく健康にも良い選択肢です。